午前4時、真冬の真っ暗な朝、私は街の静けさの中に冷たい空気の音色を

聞きながら、寝息で潤ったコンクリートの道路をトボトボと歩いていく。

そして街はやがて太陽の光とともに慌ただしく動き始め、いつの間にか

街の寝息はため息へと変わり、くだらない日常がまた、はじまる。

あなたのりんごはどこへ?